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ゆるゆると歩め
沖縄に行く。
東京と同じく、那覇市内は交通はせわしく車も急ぐし、横断歩道を渡る人も急ぐ。
しかし一歩郊外に出ると沖縄のおばあはゆっくりと歩く。思えばどこのおばあもゆっくりと歩く。
足の運びは思索のように全てのリズムを規定する。
おばあの歩く速度を見ていると大地をかみしめるように思えてくる。
南はおばあが元気だという声をよく耳にする。それだけ変わらないものがあるということか。
雑誌はおおかたスピードが求められる。
「表現する個人を通して、同時代の息吹を感じる」ことを第一の編集方針として掲げる以上はそれも大切な力となる。唯それ以上に表現者自身の表現やメッセージは、普遍であり、変わることはない。
どれだけ彼らの表現に耳を目を傾けることができるのだろうか。
雑誌とWEBの試みは始められたばかりだ。
夜は緩やかに歩む。
時が急るのではない。人が焦るのだ。
わずか六千年前誰かが地面に棒を立てて、時を測ろうと試みたのだから。
遠くに
もう一つの時間が流れている。
スイッチ・パブリッシング
新井敏記
21年目を迎えたSWITCHをより多くの人に体感頂くために、 新たな「表現の場」「表現のカタチ」「表現者」を求め、 エキサイトとのコラボレーションサイトとして様々な展開を行っていきます。
SWITCH ON Excite 編集部